Lucy-seven’s blog

( ˙꒳​˙ )。

④。



僕は息が止まった
いや、止まった様に
感じたのかもしれない


数時間くらいだろうか
それとも
数分のことだろうか...



僕の心臓辺りが
痛く熱くなった

僕の目までもが
痛く熱くなった


僕の目からは
ずっと忘れていた
懐かしいような 泪が こぼれた


...。
それは たった1粒だった。

それは 僕の砂浜に溶けていった


そして
星がキラキラした粉のようなモノを
溶けた泪に 振りかけだした


その瞬間 砂浜から僕の足 僕のお腹、胸
首...目の前 全部が眩しいくらい明るくなった


すると
僕の心臓辺りが 急に重たくなった


初めて生きている 感じがした



僕は 次の日から星に会いに行くのをやめた

きっと星も それを望んでいただろう



あれからもう 十年以上経つけれど
僕は あの星に 再会出来ていない



会いたいなって思うと
胸が きゅってなる。

...。

うん。そうだよ。

心を捨てた僕には
そこに あの星があるんだ。

他の誰も 持っていない 僕だけの星。


ずっと一緒に 生きているんだ。

だから 僕は 淋しくなんて ないんだ。



君の心は 本物の心かい?

それとも 僕と同じ 星かい?



でも どちらでも いっか。
君と僕が 今 ここで笑って居るのだから。



君も僕も



大丈夫。 だね。








追伸:
君と僕が
あの日見た 滲んだ星は
僕の 心になったんだ。
だから、君は僕を懐かしいと
思うんだよ。
いつでも 一緒だよ。




おわり。





⌄̈⃝みい☆。.:*・゜