Lucy-seven’s blog

( ˙꒳​˙ )。

⑥。




あれから、僕は 隣のあの木と
変わらない 大きさに なった。


絢やかな葉も 沢山ある。


あの日、空から落ちてきた雛も
僕の上で 大きくなった。
晴れてる日は 翔ぶことも できる。


あの日の へんてこな動物達も
僕の側で 暮らしている。


こんな僕に 生きる喜びを与えて
くれている。




隣のあの木?あの木との距離は
相変わらずだ。
好きだけど、嫌いだ。


だけど、いつでも 昔のように
葉を揺らせる準備も
僕には 出来ている。


あの木の雫を 受け止める準備も
僕には 出来ている。





与えられる事に 不慣れだけど
何かを与える そんな木に
僕は なりたい。


嫌いだけど、好き。
なりたくないけど、
なりたい 隣の大きな木。



矛盾の中に 生きるのも
悪くない......かもしれない。





孤独と孤独。
そんな寄り添いが
僕に とっての
愛なのかもしれない。






おわり






⌄̈⃝みい☆。.:*・゜